菅義偉官房長官は1日午前の記者会見で、約3カ月ぶりにマスクを外して記者の質問に答えた。元々、マスクの着用が苦手とされる菅氏。会見の冒頭、おもむろに自らマスクを外し、「脱マスク」の理由を語り始めた。
菅氏は会見の冒頭、自ら「声がこもり、聞こえづらいというご指摘もいただいた。本日から会見の際にマスクを着用しないことにした」と説明。記者から「マスクを外したのは、新型コロナウイルスが収束したとの判断もあるのか」と問われると、「聞こえづらいとか、そういう声に配慮させていただいた」。記者団との距離も保たれているとした上で「総合的に判断した」とも述べた。
記者会見を終え、会見室を出る際にマスクを着ける菅義偉官房長官=2020年7月1日午前11時36分、首相官邸、岩下毅撮影